RD114ウイルス:一般臨床獣医向けの情報

 内在性レトロウイルスの概説とRD-114ウイルスの事例(猫のみ)については、以下の日本語総説を参照してください。 

犬と猫のウイルス病とワクチン Part2 内在性レトロウイルスとワクチン
宮沢孝幸, 岡田雅也, 馬場健司 (京大 ウイルス研 新興ウイルス感染症研究センター)
獣医畜産新報 No.1034, Page 722-730 (2007.09.01)
抄録:すべての哺乳類や鳥類は内在性レトロウイルスゲノム(ERV)をもっている。人ではゲノムの約8%がERV由来の配列で占められ,動物では感染性を保持したERVも存在する。培養細胞から感染性のERVが産生されることがあり,細胞を用いて製造した生ワクチンにERVが迷入する可能性がある。本稿においては,ERVの一般的な特徴と,生ワクチン中へのERVの迷入事例を説明し,今後の取りうる対策を概説する。

2007年の9月号ですが、バックナンバーはまだ残っているようです。
http://www.buneido-syuppan.com/jvm0709.html