どこかおかしい最近の新幹線

走行中「のぞみ」車内に煙充満、新神戸駅に停車
 3日午後8時40分頃、兵庫県内のJR山陽新幹線西明石新神戸駅間を走行していた博多発東京行き「のぞみ56号」(16両)の車掌から、「12号車が焦げ臭く、煙が充満している」と東京指令所に通報があった。
 JR西日本は、この列車を新神戸駅に停車させて原因を調査したところ、12号車の車輪カバーの一部が破損しているのが確認された。
 内部の潤滑油が大量に漏れ出し、歯車が過熱したとみられる。同様のトラブルは初めて。このままの状態で、運行を続けると、最悪の場合、油切れで歯車がロックし、脱線する恐れもあったという。JR西は車両に構造的な問題がなかったか調べる。
 JR西は12号車の乗客30〜40人を他の車両へ誘導した。同列車には600人が乗っており、男性(27)が気分不良を訴え、軽症という。
 この影響で後続のダイヤは大幅に乱れた。
 乗客によると、広島駅に停車した前後から車内に異臭が漂い始め、姫路駅を出発した直後、白煙が立ちこめたという。乗客からは同8時35分頃、「車内でばちばちと煙が出て、12号車内に充満している」と兵庫県警に110番もあった。
 JR西によると、何らかの原因でギアボックスが破損し、内部に異物が入り込んで歯車を欠損させた可能性もあるという。車両は「N700系」で、2007年7月から運行している。
 博多からの旅行帰りで12号車の最後尾に座っていた名古屋市名東区の会社員水野勝成さん(30)は「何が燃えているかわからなかったが、乗客がパニックになるようなことはなく、比較的落ち着いていた」と話した。(2010年3月3日23時01分 読売新聞)

 本当に大丈夫なのか。この前もパンタグラフでとんでもないトラブルがあったばかりだ。

新幹線パンタグラフ破損の原因はボルト付け忘れ そのまま千キロ走行
2010.2.1 18:40 産経ニュース
 東海道新幹線の架線が切れ、約3時間半にわたって停電した1月29日の事故について、JR東海は1日、新横浜−小田原間の下りを走行中だったこだま659号の12号車にあるパンタグラフが、2日前の点検の際にボルト4本を付け忘れたため外れ架線と接触、切断したことが原因と発表した。659号はボルトを付け忘れたまま、29日の東京−新大阪間の1往復、計約千キロを走行していた。
 JR東海によると、1月27日の「仕業検査」で、電気を供給する架線「トロリ線」に接触するパンタグラフの「舟体(ふなたい)」と呼ばれる部品を取り換える作業をしたが、新しい舟体を取り付ける際に、4本あるボルトをすべて付け忘れた。このため走行中に舟体がパンタグラフから脱落、舟体を支えている「上枠」が「補助ちょう架線」に接触して切断、停電したとみられる。

 飛行機と新幹線どちらが安心して乗っていられるかと言われたら、私は飛行機を選んでしまいます。
 新幹線で脱線が起こったら、それこそ大惨事。
 なぜそのような事故が起こったのか検証してそれを公表して欲しい。