派遣村:擁護から批判へ変わる予感

年越し派遣村」で年末年始を過ごした失業者が都内の4施設で生活している問題で、4施設の約100人が6日、厚生労働省を訪れ、交通費や通信費などがなく就職活動できない現状を訴えた。
 同省は交通費を手当てすることを明言。
 また、4施設の居住期限の12日以降の受け皿についても「体育館から体育館に移すようなことはしない」と説明したという。
 厚労省側と交渉した派遣村の実行委員会によると、交通費は支給か、貸し付けるかの形は未定だが、同省は、7日午前10時までに決定事項を実行委員会に伝えるとしている。
 12日以降の居住先についても「もっと恒久的に住める場所を考えている」と説明したという。
 100人は午後8時すぎ、バスに分乗して同省前に集合。庁舎前の日比谷公園で要望活動を行い、代表者が庁舎内で担当者と交渉した。(産経新聞

 ついに本性をあらわしたというべきか?
 さすがに支給はあり得ないだろう。
 そもそも寄付が2000万円以上集まっているのなら、そこから支出すべきではなかろうか。

 マスコミも今日あたりから派遣村批判に転ずるであろう。

生活危機:「面接に行く交通費ない」 派遣村から移動の失業者、厚労省に支援要請
 東京・日比谷公園にあった「年越し派遣村」から都内4カ所の施設に移った労働者らは6日、厚生労働省に対し、就職や住居を探すための活動費の支援を申し入れた。施設での相談活動が始まったが、面接に向かう交通費がないことなどから自立への活動が進まないため。厚労省は何らかの形で必要な資金を提供することを約束した。
 要望には、労働者と派遣村実行委員会メンバーの計約100人が参加した。生活保護を申請してアパートを借りようとした男性は、判子と住民票があれば借りられるところだったが、判子購入や住民票取得の費用がなく、申し込みができなかった。別の男性は職業相談で面接が決まっても、交通費がなく断念した現状を説明、「一日も早く仕事を決め自立したい」と話した。
 すぐに施設から出られる労働者が少ない中、入居期限が12日に迫っていることから、中長期的な利用が可能な施設の提供も求めた。村長を務める湯浅誠さんは「給付、貸し付けにこだわらない。今の生活を抜け出すために求めている」と説明した。(毎日新聞

派遣村」の失業者に最大5万円融資 厚労省
 厚生労働省は7日、仕事と住まいを失い東京都内4カ所の廃校などに宿泊している「年越し派遣村」の失業者らに対し、東京都社会福祉協議会を通じて最大5万円を緊急融資する方針を決めた。就職活動や家探しに必要な交通費などに充ててもらい、早期の自立を促す。
 低所得者向けの低利融資「緊急小口資金」貸付制度を活用。本来は住居が定まっていなければ適用できないが、特別に融資する。生活保護を申請していない失業者には5万円、申請者には1万円を現金で貸す。
 同省は「困窮状態にあれば、派遣村の人以外にも融資する」と説明。都以外の社会福祉協議会も同様の対応をするとみられる。
 融資は7日昼から実施し、4カ月以内の返済を求める。派遣村実行委員会が6日夜、同省担当者と面会し、当面の資金援助を要請していた。 (NIKKEI NET)

 支給ではなく貸し付けになったようだが、果たして。。。