ポスドク問題再び
ポスドク問題が久しぶりに朝日新聞に掲載されたようです。(7月29日の朝日新聞のオピニオン欄「私の視点」:「博士研究員 就職難が招く科学技術の危機」(NPO法人サイエンス・コミュニケーション代表理事榎木))
ネット上では公開されておらず(朝日新聞さん、こういうものこそネットに載せて、議論を深めていくものじゃないのかなあ?)、私も柳田先生のBlogで知った次第です。(生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ)
誰かが全文をネット上に公開してくれることを期待しているのですが、お書きになった本人が詳しい内容を公開してくれるようです。
(http://scicom.jp/blog/2008/07/post_137.html)
理系の現場にいる人間にとっては、「日雇い派遣問題」と同じくらいに非常に切実で「やばい」問題なのですが、なかなかマスコミでは取り上げられません。ネットでは、一昨年辺りに「博士(はくし)が100にんいるむらをネタに一時的に盛り上がったものの、なぜか継続して話題になることはありませんでした。
(http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html)(←悲惨な村の現状を分かりやすく図解)
いつか身の回り(知り合いの知り合いくらいまで)で自殺者が出てくるのではないかと冷や冷やしていますし、秋葉原の事件をきっかけに、我こそは殉教者になる!と思う輩が出てきても不思議ではない気がします。
この問題はネットの掲示板でもいいので、継続して話題にすることが大切だと思います。「クローズアップ現代」で取り上げられる位になって欲しいですね。ポスドク1万人計画のつけはもうすでに現実のものとして来ているのです。そして、事件が起こってからでは遅すぎるのです。